転職(中途採用)の面接と就活の面接の違いを知りたいです。
そんな悩みにお答えします。
緊張するな、といっても無理がありますね(笑)。
落ち着いて面接に臨めるように、中途採用の面接に関して、アレコレをお話したいと思います。
面接に臨む際の参考としてください。
この記事でわかること
中途採用の面接はグループ面接ではない
中途採用の面接は個別面接が基本です。
転職者希望者1名に対して面接官が複数という形で行います。
就活(新卒採用)のときのようなグループ面接(複数の候補者で面接を行う)ではありません。
また個人情報保護の意味もあります。
中途採用の面接回数は通常2~3回
中途採用の面接は通常2~3回実施します。
採用担当者の他に、次の人が同席します。
(1) 一次面接は、配属予定部門の役職者、
(2) 二次面接は、配属予定部門の責任者、
(3) 三次面接は、役員(中小企業では社長)
スピードが要求される会社や業界では、1回めが役員面接という場合もあります。
面接で確認されるポイント
40代の中途採用面接で確認されるのは、おおむね次のような項目です。
(合否の決定まで面接を何回実施するかによっても異なります)
一次面接は、配属予定部門の役職者が「実務遂行能力」を中心に判断します。
そのため、業務を行う際に心がけていること、成功事例・失敗事例等が質問されます。
二次面接は、配属予定部門の責任者が「仕事をまとめる力、マネジメント力、部下の指導力」を中心に判断します。
そのため一段上の実務能力、上司との関係、部下との関係、などが質問されます。
役員面接では、その企業の役員(または社長)が、長期視点で会社の成長を支えてくれる人物か、あるいは幹部候補生としてあなたの資質を判断します。
面接回数が進み、面接官の立場が上位になるほどに重要になるのは志望動機です。
基本的な志望動機、入社したいという熱意をきちんと伝えることが重要になります。
どんな人が、何を質問するのか知る方法がない一般応募の人と比べれば、事前に心の準備が出来ることも転職エージェントを使う大きなメリットです。
面接官が多いのは良い兆候
面接官の人数が多いと、威圧感があって緊張が増してしまいますね。
でも面接官が多いのは良い兆候です。
あなたに「面接・面談したいと思う人が社内にたくさんいた」ということです。
複数の部署が参加している(=あなたを採用したい)可能性もあります。
通訳を含めるとさらに人数が増えますよ。
面接とはどういう場なのか?
面接は「自分をありのままに伝えて評価してもらう」機会と考えている人が多いのですが、それだけでは新卒学生と変わりません。
40代の転職活動はさらに一歩踏み込む意識が必要です。
企業の求人ニーズを事前に踏まえて、自分がいかにマッチする人材であるかをプレゼンテーションする、という意識を持ちましょう。
面接の準備
在籍中に転職活動をしている方は「仕事で忙しい頭」を切り替えるため、また退職後に転職活動をしている方は「併願した他社」と混同しないために、面接の前には準備をしましょう。
・応募した企業について事前研究をした資料を読み返す
・求人内容を再確認し、担当する業務内容をイメージをする
・自分の経験・スキルの内、何を活かして役立つことができるか考える
・提出した応募書類(企業別に書き換えた部分)を読み返しておく
面接の心構え
・受身でとらえない
・面接官に好意をもって接する
・どんな面接でも動じない覚悟をする
・面接官を観察する気持ちを持つ
・深呼吸をして、ゆっくり喋る
・内定を取る覚悟を持つ
面接当日の対応
でも、ひとつひとつは簡単な内容です。ご確認ください。
・体調を整え、最良のコンディションで臨む
・服装は応募する企業・職種にふさわしいものを選ぶ
・企業到着は面接の約10分前
(事前に交通手段を調べ、余裕を持って出かける)
・非常事態に備えて応募先企業の担当者連絡先電話番号を控えておく
・応対に出てくれた社員には礼儀正しく接する
・必ず事前にトイレをすませ、身なりを確認しておく
・控え室で待機する際は、会社案内・商品カタログなどあれば目を通す
・スマートフォンの使用は控える
・「メモをとって良いですか?」と確認し、ノートを開いても良い
・質問事項はノートを見ても良い(事前準備はかえって好印象)
人事部長のまとめ
・転職の面接は個別面接が基本で、通常は2~3回
・面接官が多くても慌てないこと!
・面接はプレゼンです。「私にまかせてください!」の意気込みで。
・面接は、在籍中でも退職後でも事前準備をしましょう。
面接に「場慣れ」していたら、かえっておかしいです!(笑)
深呼吸して落ち着いて臨みましょう!