やっと転職先が決まったのに、ブラック企業だった・・・。
こんな事態は何としても避けたいものです。
入社する前に注意したい!ブラック企業の見分け方をご説明します。
・ブラック企業とはどんな会社か? ~転職活動時の注意点とは?
・ブラック企業、求人票での見分け方 ~その特徴やフレーズとは?
・ブラック企業、ホームページで見分ける方法 ~こんな特徴に注意!
・ブラック企業、面接の特徴と見分け方 ~入社する前に注意!
ブラック企業を求人情報・求人票から見分ける方法を下記のとおり4つご説明します。
※ 「主観的要素」が関連するため、ブラック企業 の定義づけは難しいものです。
「ブラック企業の可能性がある項目」として御覧ください。
給料がやたらと高い会社に注意!
給料の内訳を示さず、相場より高い金額の給料が総額のみで表示されている求人案件には注意が必要です。
例えば「月額50万円」「年収1,000万円も可能」などと書かれていても、実際の給料には「みなし残業代」や「歩合給」「成果報酬」などが含まれている場合があります。
この場合「残業手当」は、決められた時間数を超えて残業するまで支払われません。
また「歩合給」「成果報酬」は、成果が少なければ金額も少なく(最悪はゼロ)なります。
「営業成績が1位になれば、インセンティブを含めて最大これくらいの金額」
がもらえる、という程度の意味の可能性があります。
そのため実際に支払われる給料の金額は、求人情報に表示された総額の金額より少なくなる可能性があります。
応募する場合は、必ず給料の内訳を確認しましょう。
常に人を募集している会社に注意!
転職者の募集(中途採用)は本来、会社の事業拡大や欠員補充に合わせて実施するものです。
頻繁に、または長期間、人材募集をしている会社は、
1)とても景気の良い会社 または
2)退職者が多く、常に欠員補充が必要な会社
のいずれかの可能性が高いと考えられます。
「退職者が多い」ということは、何らかの理由で
・社員が長く勤められない会社
・社員が逃げ出す職場環境
だと考えられます。
仕事内容や重要項目に曖昧な言葉やフレーズを使う
求人情報や求人票は本来、会社の事業内容や入社後の業務内容などを明確に記載するべきものです。
イメージだけで、意味がよくわからないカタカナや抽象的な言葉・フレーズを使って記載してある会社には注意が必要です。
明確に書くと人が集まらない、と考えて事業内容や業務内容を
「一見しただけでは意味が良く分からない言葉」「なんとなく格好よく聞こえる言葉」
で表記している可能性もあります。
例えば・・・
・顧客サポート、顧客対応・・・・・・・電話や実際のクレーム対応、
・コンサルティング、マーケティング・・新規開拓営業、飛び込み営業
・アミューズメント・・・・・・・・・・パチンコ店、ゲームセンターなど
曖昧な言葉のイメージだけで応募してはいけません!
応募のハードルが低い(経験不問・学歴不問など)
40代の転職希望者の考えは、当然「今まで経験した業務スキルを新会社で活かしたい」ということ。
中途採用する求人企業側のニーズは、「40代ならではの業務経験、マネジメント経験などを活かして社業に貢献してほしい」ということ。
したがって中途採用の人選にあたっては「前職での経験や実績」「応募者の人間性」などを総合的に判断して、慎重に進めたいと考えるのが通常です。
40代の社員を中途採用するにも関わらず「経験不問」「学歴不問」「資格不問」などの言葉で、応募のハードルが低いことを強調する会社には注意が必要です。
簡単に言うと「誰でもいい」または「誰でも出来る」と言っているわけですから「それほどに人が集まらない会社」である可能性が高いと言えるのです。
「誰でもいい」という会社は避けるべきです。
人事部長のまとめ
ブラック企業を求人情報・求人票から見分ける方法
1)給料がやたらと高い会社に注意!
2)常に人を募集している!
3)仕事内容や重要項目にカタカナや抽象的な言葉を使う!
4)応募のハードルが低い!(経験不問・学歴不問・資格不問など)
「ブラック企業の可能性がある項目」としてご覧ください。