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転職面接の質問「いつから入社できますか?」40代の回答例と面接官の本音

内定まであと一歩
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面接官の本音がわからないと大失敗!
面接官の”本音の本音”、ご存知ですか?

面接でよく聞かれる質問、
いつから入社できますか?
について「面接官の本音」と「40代の回答例」をご説明します。

面接官の本音は?

面接官は、(事務的には)この質問で何をチェックしたいのか?というと

1. 当社の考えている入社時期と合うかどうか?
2. 時期が合わない場合はどんな事情があるのか?

一般的には、入社後の導入研修、配属部署との時期調整、 前任者からの業務引継ぎなど、入社後の段取りを考えるための質問です。

まこと部長
まこと部長
ただし、この質問に隠された本音は面接時間の内「いつ聞かれたのか?」によっても少々違います。

まこと人事部長の「さらに本音!」

私が面接で「いつから入社できますか?」と聞くときには次のような本音があります。

当社は採用に前向きだけど、あなたはどの程度「本気」なんですか?

まこと部長
まこと部長
面接の初めではなく、面接の後半に話が盛り上がったときにこの質問が出たのであれば、それは採用担当者からの「ラブコール」です。
 
私がこの質問をするのは「かなり本気」のときです。
理解してもらえないときは「にぶい人だなぁ・・・」と思うこともあります。(笑)

40代の回答例(状況別)

この質問に対する40代の回答は、状況によって区別して考える必要があります。

・あなたが在職中の場合
・あなたが離職中の場合
・ハイスペック転職の場合

あなたが在職中の場合

入社時期は「早すぎても遅すぎても」印象が良くありません。

40代なら「内定後、1ヶ月後(または2ヶ月後)」というのが現実的な回答です。

「数週間で入社できる」と言う人には今の仕事に対する責任感を疑ってしまいます。
また「入社まで3ヶ月以上かかる」という場合、「そこまでは待てない」というのも企業側の現実でしょう。

「退職願の提出」から「退職日」までは、早くても1ヶ月は見ておきましょう。

退職願の提出 + 承認 + 後任者の選出 + 引き継ぎ = 1ヶ月後に退職

また適切な後任者がいない場合や専門性が高い業務の場合には、後任者の選出だけで1ヶ月かかる場合も充分あります。

その場合、後任者のために、きちんと引き継ぎをするなら、引き継ぎにも1ヶ月、合計で2ヶ月が必要です。

後任者の選出(1ヶ月) + 引き継ぎ(1ヶ月) = 2ヶ月後に退職

まこと部長
まこと部長
あなたが「責任あるポジションで働いている」そして「責任をもって引き継ぎを行なう」場合、求人企業としても2ヶ月は待つ必要があると考えます。

「早く入社してほしい」と言われたら

もし「もう少し早く入社してほしい」という会社が有れば、それは「かなり、せっかち」な会社かもしれません。と言っても、アッサリ断るわけには行きませんよね。

40代のビジネスパーソンは通常、責任ある仕事をしています。
自社の都合だけを考えて「早く入社してほしい」という会社の場合、まずは理由を確認しましょう。

例えば、事業計画上で参加しておくべき(知っておくべき)イベントがある等、あなたも納得できる理由であれば前倒しを検討しても良いでしょう。

漠然とした理由で早めたいだけなら、入社後もせっかちな会社のペースで苦労することになるかもしれません。

まこと部長
まこと部長
「早く入社させたい会社側の事情」もよく聞いて、納得性があるかどうかで判断します。

あなたが離職中の場合

あなたが離職中の場合は「御社の都合に合わせられます」「いつでも大丈夫です」の回答が良いです。

40代の転職は「即戦力」を求められています。

まこと部長
まこと部長
「少し休養したいので、2週間後に」などと、先延ばしにするのはもちろんNGですよ。
(明確な理由があるなら別です)

ハイスペック転職の場合

次のような場合は、先の「在職中」の事例よりも更に時間がかかります。

・現職で大きな部門やプロジェクトのリーダーであり、かつ
・新しい会社に転職後も同様の立場での活躍が期待されている

新しい会社側の採用条件としても、経験者(現職でも同様の役職者)であることが前提となっているでしょう。

きちんと責任を果たし、引き継ぎもきちんと行うためには「内定後3ヶ月必要」という回答も充分に納得性があります。

3ヶ月
新しい会社で「経験者(現在の会社でも同様の役職者)」採用が前提であるならば、転職者側からもその程度(3ヶ月)の期間は主張して良いです。

それ以上かかる場合は、新会社の事業計画との兼ね合いもあり、調整が必要です。

ハイスペック転職 入社時期の調整方法

このような、いわゆるハイスペック転職のタイミングは、一般に「年度変わり」などの時期がふさわしいです。

求人企業側が「そこまで待てない」というなら、具体的な理由とともに時期を明示するのが良いです。

・(現職の)来年度の事業計画を立案して◯月に入社します。
・(現職の)来年度の予算計画が承認されたら、△に入社します

これなら年間計画で時期がはっきりしているでしょうから「内定後◯ヶ月」という相対的な時期の指定ではなく、たとえば「10月1日に入社できます」のように、具体的な日程で回答できるはずです。

まこと部長
まこと部長
現在の役職上「責任を果たす必要がある」こと、「余人をもって代えがたいこと」などきちんと説明し、配慮をお願いすべきである点は言うまでもありません。

回答する際の注意事項

どのパターンでも共通していることは、

・新会社への入社意欲が強いことを示す
前向きに取り組んでも、それだけ時間がかかること
・新会社の希望に合わせて調整する意欲があること

まこと部長
まこと部長
これらは、言葉や態度できちんと示す必要がありますよ。

人事部長のまとめ

いつから入社できますか?

・面接官の本音は「事務的確認」か「ラブコール」なのか?
・回答は、あなたの状況によって異なります。
 ・あなたが在職中の場合
 ・あなたが離職中の場合
 ・ハイスペックな転職の場合
・新会社への入社意欲が強いことを明確に示そう!

まこと部長
まこと部長
ここからは、個人的なアドバイスになります・・・
 
転職して会社を変わるのは「人生の節目」です。
 
在職中に内定が得られた場合(だけですよ!)は、最後の有給取得を利用して「家族と数日間ゆっくり過ごすこと」をお勧めしています。
 
私が転職したときは1日も休まなかったので、実はちょっと後悔しているのです。(笑)
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