面接は転職者と企業の「お見合い」のようなものです。
事前準備をキチンとすれば、(難しいけれど)緊張する必要はありません。
転職者がどのような心構えで面接に望むべきかをまとめてみました。
実は人事担当者もワクワクしながら面接当日を待っているのですよ!
面接の目的
面接は転職者と企業が、お互いに条件に合うかどうかを確認する「お見合い」のようなものです。
その意味で転職者と企業とは本来「対等な立場」で、企業が一方的に転職者を吟味する機会ではありません。
あなたも、事前の企業研究や求人情報から確認すべき質問を整理しておきましょう。
転職者の面接時間は30分~1時間
転職の面接時間は、30分から1時間というところです。
担当職務がよほど定型化されていれば別ですが、まぁ1時間というのが標準でしょう。
数名の候補者を連続して面接する場合は、面接に50分、合否の評価と候補者の入れ替えとで10分を使って1時間単位で面接を回すこともあります。
面接には気を遣うので疲れますけどね!(笑)
面接の流れ
面接の進行方向は会社によって異なりますが、私は次のように進行しています。
1. 自己紹介(自己ピーアール)
2. 経歴に関する質問・確認
3. 転職理由(退職理由)・志望動機の確認
4. スキルに関する質問・確認
5. その他事項の確認(通勤、家族、家、入社時期など)
6. 応募者から企業への質問
たくさん質問するのは良くないという事ではなく、あなたに関する質問(アピール)をする時間がなくなったり、予定時間をオーバーしてしまうからです。
面接に入る前に、採用担当者に面接時間はどれくらいかを確認しておくと良いですね。
面接の最後に、採用担当者から「質問があればどうぞ」と案内もあるはずです。
面接で質問をしましょう
ただし面接の会話の中で疑問点があれば応募者からも積極的に質問をしましょう。
また、事前の企業研究や求人情報から、疑問点を整理しておきます。
あなたが実際に業務を担当する前提で、前向きな質問をすれば面接官も一生懸命答えてくれるものです。
入社した際に、上司または同僚となる人たちの人柄が面接でわかるかもしれませんよ。
「質問は特にない」「確認したいことはない」というのでは、入社する意欲が有るのか?あるいは、入社後に意欲的に業務に取り組んでもらえるのか?が心配になります。
もし面接中の会話を通して、用意していた質問の疑問点が解消した場合には、
「◯◯について質問したかったのですが、先程のお話で疑問が解消しました。」など、
疑問点や確認したいことを用意して面接に臨んでいたのだと解るように返答をしていただきたいものです。
ただし「給与・休日・勤務時間など就業条件」に関する質問は、初回の面接では避けるべきです。
転職の面接で確認したいこと
転職者と企業が面接で確認したいことは、それぞれ次のような内容です。
転職者が面接で確認したいこと
・仕事内容の確認(期待されること、評価の指標など)
・企業イメージ、職場の雰囲気、将来展望、社長・役員の考え
・給与・休日・勤務時間など就業条件(初回は避けたほうが良い)
求人企業が面接で確認したいこと
・業務のスキル(職務遂行の実績・経験・レベル)
・仕事に対する意欲は高いか
・会社・組織にマッチするか(人物・協調性など)
・人柄・価値観(仕事への取組姿勢・キャリアプラン、趣味など)
面接時の服装、身だしなみ
ビジネスカジュアルの服装が普及してきましたが、面接の際には男性・女性ともに服装も評価の一部と考えてきちんとした服装をしましょう。
男性のノーネクタイやヒゲに加えて、短パン姿で勤務できる会社もあるように、服装・身だしなみのスタンダードは業界や職種によっても異なります。
そのため一概には言えませんが、営業職であれば顧客の前で営業やプレゼンしてもよい服装、内勤の仕事であれば役員会議や取引先の幹部と打ち合わせできる程度の「よそ行き」の服装・見出しなみが良いでしょう。
迷ったら、男性も女性もスーツが良いでしょう。
人事部長のまとめ
・面接は転職者と企業の「お見合い」のようなもの。
・転職者の面接時間は30分~1時間が標準。
・面接であなたも質問をしましょう。
・面接時の服装、身だしなみは清潔感をもって。
(ファッション業界は別かもしれません。笑)