応募書類の中に「志望動機書」の提出を求める企業が増えました。
「志望動機書」が入社選考の大きなポイントとなるようだし、志望動機だけで長文を書くのは、かなり大変そうで、頭が痛いです。
転職者の皆さんの、こんな悩みにお答えします。
こんなことなら「志望動機書の書類提出がいらない会社だけ受けたい!」と思っていませんか?(笑)
でも大丈夫です。
あなたの熱意を伝えやすいテンプレートがあります。
この記事でわかること
『志望動機書』の書き方
転職の応募書類として、通常の履歴書・職務経歴書に加えて「志望動機書」の提出を課す企業が増えています。
「志望動機書」には、志望動機とともに、求人企業に対する、あなたの入社意欲も示して有効に活用しましょう。
「志望動機書」とは何か?
「志望動機書」とは文字どおり、その企業への志望動機を書くもので、履歴書の「志望動機欄」を拡大した書面です。
したがって、履歴書の「志望動機欄」と同様、1社ずつ企業研究を行って、個別に書く必要があります。
ラブレターを書くつもりで、気合を入れて作成しましょう!
様式と文字数は?
「志望動機書」は、原則として文字のみで作成し、図や写真は使いません。
(図や写真を使って良い、という企業もあります)
様式は企業の要請に従いますが「A4サイズで1枚以内」とする企業が多いです。
志望動機だけで長文を書いて、しかも採用担当者を納得させるためには、工夫が必要です。
次のようなテンプレートに沿って書くのがおすすめです。
「志望動機書」のテンプレート
・文字数を確保すること
・あなたの入社意欲を示すこと
・入社後の貢献をアピールすること
<日 付>
<氏 名>
(導入文)
例)私が貴社を志望する理由は次の3つです。各々をご説明いたします。
(その業界の志望理由)
なぜ、その業界を志望しているのか?
・今までと同じ業界なら、継続して働きたい理由
・今までと違う業界なら、そう考えた経緯と理由
(その企業の志望理由)
なぜ、その企業を志望しているのか?
・その企業の事業方針や製品
・その企業の業界内での位置づけ
・その企業の業績の推移 など
の中から「事前の企業研究の内容」を踏まえて書きます。
(参考記事:企業研究のやり方)
(その職種の志望理由)
なぜ、その職種を志望しているのか?
・今までと同じ職種なら、業務実績も簡単に盛り込む
・今までと違う職種なら、そう考えた経緯と理由
(あなたが貢献できること)
最後に「まとめ」として自己PRを盛り込みます。
入社できたら、企業にどのように貢献できるのかを書きます。
根拠として「今までのどのような経験が役に立つのか」も忘れずに。
以上
「志望動機書」作成時の注意点
文書形式で作成する
先述のとおり「志望動機書」は原則、文字のみで作成し、図や写真は不要です。
(図や写真を使って良い、という企業もあります)
ダラダラと書き続けるのは避けて「段落に分けて区切る」「見出しをつける」などの工夫をして、読みやすくしましょう。
「志望動機書」は内容が重要なので文字装飾(太文字、色文字、下線など)は控える方が良いでしょう。
結論を先に書く
面接時の話し方と同様に、結論を先に書くこと(PREP法)を心がけましょう。
文章がダラダラと長くならず、採用担当者にも分かりやすい文章となります。
フォントや書式に気をつける
「志望動機書」に使う「フォント」や「文字の大きさ」は、他の応募書類(履歴書、職務経歴書、添え状)を確認して、揃えるか、違和感がないものを選びましょう。
書類によって、字体がバラバラになってしまうと統一感がなく、印象もよくありません。
内容に一貫性をもたせる
当然ですが「志望動機書」の内容は、他の応募書類との一貫性が必要です。
「志望動機書」には「この業務に集中して能力を高めたい」と書いてあるのに、他の応募書類には「管理業務全般を広く学びたい」と書いてあると、内容が矛盾してしまいます。
人事部長のまとめ
・『志望動機書』には入社意欲も示して有効活用する
・採用担当者を納得させるには、工夫が必要
・文章力と一貫性が重要
「内容が一貫していない」場合、「やっつけで書いた?」のか「適当な人?」なのか、いずれにしても良い印象にはなりません。
提出前に、応募書類の内容を必ずチェックしてください。
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