転職用の履歴書の作成は「ワープロ(パソコン)」か?「手書き」か?
転職活動で「履歴書」「職務経歴書」など応募書類の役割は非常に重要です。
しかし「昔、就活で書いたことがある」と油断している人がたいへん多いのも事実。
40代の転職活動で「履歴書は正しく書けていて当たり前」。気をつけるべきポイントをご説明します。
採用担当者に「会いたい!」と思わせる応募書類を作成する極意を、数ページかけてご説明します。
40代の転職者用履歴書の書き方
1. 履歴書はワープロ、手書き、どちらが良いか?(現在のページ)
2. 転職に適した履歴書のテンプレートは?
3. 履歴書の写真 注意点は?
4. 履歴書の各項目の書き方は?
5. 履歴書の職歴欄の書き方は?
履歴書はワープロ、手書き、どちらが良いか?
結論から言うとワープロ(パソコン)でも手書きでも、どちらでも問題ありません。
(応募先の企業が指定してない場合)
ワープロか手書きかではなく履歴書で最も重要なのは「見やすい」ことです。
採用担当者はたくさんの応募書類を読むため、手書きの履歴書はよほど達筆でない限り「読みにくい」と感じます。
熱意は有り難いのですが、時間がかかったであろう手書き履歴書を見ると「仕事の効率も悪い人では?」と考えてしまいます。
字が上手なことをアピールしたい場合、添え状や職務経歴書の署名部分などを手書きにすれば、充分伝わります。
履歴書でワープロ作成をおすすめするのは、次のような理由もあります。
・ 文字の癖によっては読みづらく、マイナス印象を与える危険性がある
・ 書き上げるのに、たいへん時間がかかる
・ 修正液や修正テープは認められない(書き間違いが許されない)
・ IT関連など、業界や職種により、手書きはマイナス印象の場合もある
・ ネットで送付する際に手間がかかる
履歴書をワープロで作成する際の注意点
以下の点について注意しましょう。
・履歴書の印刷サイズはA4サイズが基本です
・印刷する際は、やや厚手の上質紙、白色を使用します
履歴書の印刷サイズはA4サイズが基本
履歴書のサイズといえばA3(二つ折り)やB4(二つ折り)が主流だったため、サイズに迷う人も多いですね。
現在はA4サイズ2枚で作成・提出して全く問題ありません。
職務経歴書はA4サイズなので、同じサイズで統一する方が読みやすく、取り扱いやすくて便利です。
印刷する際は、やや厚手の上質紙、白色で
ワープロで作成した履歴書を提出する場合、「紙に印刷する」「データで送付する」の、2通りが考えられます。
この内「紙に印刷」して提出する場合、市販の履歴書と比べて見劣りがしないよう、通常のプリント用紙よりやや厚手の上質紙(白色)を使用するようにします。
職務経歴書や添え状も同じ用紙で印刷します。
履歴書を手書きで作成する際の注意点
求人企業の業務内容や方針によっては手書きの字が見たいニーズも有るでしょう。
一般的には手書きの方が「人となり、熱意が伝わる」とか「人柄や取り組み姿勢が伝わる」いう意見もあります。
手書きで履歴書を作成する際は次のことに注意しましょう。
・ペンは万年筆や細字のサインペン、ボールペンを使用する
・ボールペンは、インクがムラや玉にならないタイプを選ぶ
・正式文書なのでインクの色は黒のみを使用する
・一文字でも書き間違えたら全部書き直す(修正できない)
で、「下書き用」としてPCで履歴書を作成したのなら、そちらを転職活動で活用することをおすすめします。(笑)
人事部長のまとめ
・履歴書はワープロ作成の方が「見やすい」(指定がない場合)
・履歴書の印刷サイズはA4サイズが基本
・印刷する際は、やや厚手の上質紙、白色を使用する
・手書きの字をアピールしたい場合、応募書類の一部でも伝わる
・手書きの履歴書はミスを訂正できない
小さなミスでも「不採用」になりかねません。
履歴書のテンプレート、履歴書の写真・服装についてもご確認ください。