40代の転職者には、経験を買われてベンチャー企業の役職者として、組織や業務のリーダー・牽引役となる方も多いでしょう。
※「ベンチャービジネス」という言葉は和製英語で、英語では「startup company」「startup」と呼ばれるそうです。
ベンチャー企業とは何か? ~意味をよく知ろう
ベンチャーウィキペディア
ベンチャーとは、企業として新規の事業へ取り組むことをいう。このような事業をベンチャービジネス(英:Venture Business)という。
事業は新規に起業したベンチャー企業によって行われるものを指すことが多いが、既存の企業が新たに事業に取り組む場合も含む(中略)
ベンチャーは新規の起業が想起されることが多いが、起業だけでなく既存の大企業が新たな取り組みに挑戦することも含む。
企業によるベンチャーには次のような期待がある。
1. 新たな市場分野の開拓
2. 新規の雇用の創出
3. 新たな技術やビジネスモデル(イノベーション)の創出
日常会話で使う「ベンチャー企業」とは少しイメージが違いますね?
ベンチャー企業のメリットとデメリット
ベンチャー企業には、転職者でやり甲斐を持って活躍している人がたくさんいます。
しかし、外から見たベンチャー企業の長所が、実際に入社してみると弱点として感じるケースがあるそうです。
1.自由な社風
→ 組織として未成熟または機能していない
2.即断即決
→ 権限が社長に集中しており、他の裁量権は少ない
3.若くて活気がある
→ ベテランで見本となる先輩がいない
4.チャンスが多くて短期の昇進も可
→ 脱落したり、短期で辞める人も多い
5.給料が高い
→ 拘束時間が長く時間給に換算すると安い
転職者がベンチャー企業で活躍するには、事前の覚悟が必要といいます。
ベンチャー企業で働くための覚悟
ベンチャー企業は会社の設立以来、走り続けています。
社長または少数の幹部が決裁権を持って、会社の業績を最優先して走り続けてきたのです。
しかしベンチャー企業も一定の規模になると会社としての組織・体制・ルールを整えはじめます。企業としての実態や体裁を整える必要があるからです。
ところが社内には、その人材も経験者もいないため中途採用をするのです。
転職して入社する、40代のあなたに求められるものは?
オリジナリティで疾走してきた会社を、従来のルールで縛りつけることは困難です。
全社員が共有している経営理念すら無いかもしれません。
整備された大手企業のイメージでルール化することは大きな間違いの可能性があります。
40代のあなたが入社したら、ベンチャー企業のメリット・デメリットを理解して、あなた自身が前面に出て組織・業務・ルールなどを検討、全社を牽引する気概が重要です。
ベンチャー企業の業績は安定していない場合もある!
ベンチャー企業の業績は、必ずしも安定しているとは限りません。
成長期で業績も右肩上がりの企業なら最高ですが、上昇基調でも業績がアップダウンする場合も考えられます。
それが、あなたの業務や給料に直接影響することもあり得ることに注意しましょう。
人事部長のまとめ
・ベンチャー企業の定義
・ベンチャー企業のメリットとデメリット
・40代でベンチャー企業に転職するには覚悟が必要
・40代の転職者にこそ求められるものがある