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リファラル採用とは?~コロナ後の景気回復を見込む中途採用の新手法

コロナ後の転職に
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リファラル採用はメリットが多い。
でも、制度をきちんと理解しておかないと、
とても大切なものを失うので注意!

コロナ禍で落込んだ経済の回復を見据えて、中途採用を再開する企業が増えています。
そんな企業が取り組んでいるのが「リファラル採用」という新しい手法です。

大手企業やベンチャー企業など、業績の良い会社だけでなく、飲食業や接客サービス業などコロナ禍で業績が落ち込んだ業種にも、「リファラル採用」が広がっています。

「リファラル採用」とは何か?
そのメリット・デメリット、そして注意すべきこと(最重要)をご説明します。

”まこと部長”
”まこと部長”
転職者からみたメリット・デメリット、そして注意点をお話します。

文字通り「知らなきゃ損するリファラル採用」です!
ぜひ最後までお読みください。

リファラル採用って何?

リファラル(referral)とは、英語で「紹介・推薦」という意味です。

社員が、
・以前の職場の同僚・上司・部下
・同じ業界で働く知人
などに声をかけて、自分の会社に紹介・推薦するという採用手法です。

もう少し、詳しくご説明します。

幅広い業種、職種が対象になる

IT系職種、技術者、デザイナーなどの専門職はもちろん、接客・販売、飲食、板前、職人など、幅広い業界・職種・年代層で「リファラル採用」が導入されています。

まこと部長
まこと部長
知人を誘える、というのは「良い職場である」ということ。

かつての同僚が「一緒に働きませんか?」と言ってきたら、ぜひ話を聞いてみましょう!

リファラル採用は「実力と経験」を重視

リファラル採用は、応募者の実力と実績、経験を重視するために、行われます。

既に実績のある人、信頼できる人を、社員から紹介してもらうのですから、採用企業から見て、とても安心です。

縁故採用・コネ採用との違いは?

昔からある、いわゆる「縁故採用・コネ採用」というのは、会社の役員・取引先・社員等の身内や知人を「優先的に採用」するものです。

まこと部長
まこと部長
「縁故」が優先され、本人の経験や実績は二の次のため、正直なところ、ときには「会社のお荷物」となるケースもありました。

リファラル採用とは正反対です。

リファラル採用のメリット

リファラル採用は「転職者」「紹介者」「採用企業」の各々にメリットがある、「三方良し」の優れた採用手法です。

採用企業側のメリットとは?

リファラル採用には次のようなメリットがあります。

社員の紹介だから「人物面」「スキル面」とも最初から信頼できる
事前に職場の雰囲気がわかっているのでミスマッチが少ない
転職者と紹介者に「一時金」が支払える
 (募集広告やエージェントの費用が不要のため)

※ リファラル採用でない場合は、
応募者の人物面やスキルを判断するのに時間と労力が必要
募集広告や転職エージェントに高額な費用が必要
ミスマッチが発生し、短期間で退職するケースも有る
など、中途採用ならではのリスクがあります。

転職者のメリットとは?

知人が既に働いているということは、「本来は転職してみないと分からないようなこと」も事前に詳しくわかるのが最大のメリットですね。

給与体系や、仕事の進め方、職場の雰囲気などが事前に分かる
何より、知人が働いていることで安心感がある
先述のとおり
数十万円~数百万円の「入社一時金」を受領する場合もあります。

まこと部長
まこと部長
社員の紹介であれば「人物面」「スキル面」とも信頼できるため、店長やマネジメント等の経験者は、同等の職位につくための「見極めの期間」も短くて済みます。

紹介者側のメリットとは?

リファラル採用では、紹介する社員にも、次のようなメリットがあります。

気心の知れた人と、すぐにチームワークが発揮できる
 (知らない人と新しい関係を築くよりも安心)
紹介報酬として会社から数十万円支払われることが多い
入社者にも感謝されることが多い

リファラル採用のデメリット・注意点

まこと部長
まこと部長
紹介者、転職者、採用企業ともメリットだらけのリファラル採用ですが、転職者には、このことだけは事前に知っておいていただきたいです。

私の会社で実際に起きた失敗事例をお話します。

信頼と感謝リファラル採用は、転職者から見ると、
・昔の同僚から「一緒に働きませんか?」と誘われる
・面接を受けたらトントン拍子で話が進む
・入社したら一時金などが受け取れる
と良いことずくめです。

ところが後日、自分が入社したことによって「紹介者が報奨金を受取った」と知るとショックを受ける人がいます。

お金で売られた?自分の人柄や経験・スキルを評価されて誘われた、と思っていたのに(実際に、そのとおりなのですが)、、、

「お金目当てだったのか?」とか
「自分は売られたのか?」と疑ったり、
不快に感じる人がいるのです。

このような場合、紹介者である社員との信頼関係も失って、チームワークを発揮するどころか、中には早々に退職してしまう人も出てしまいました。

リファラル採用 事前に知っておくべきこと

このような「とても残念なすれ違い」を防ぐためには、入社時に次のように制度の背景をきちんと説明したり、理解しておく必要があります。

・実力のある人を、短期間で多く採用するためのリファラル制度で、
・転職者(入社者)に一時金を支払うのと同様に
・紹介者(社員)にも報酬を支払う制度である

また、人事担当者からは、

・紹介者は、あなたと「一緒に働きたい」から推薦したのであり、入社を喜んでいること。
・会社としても、求める人材にピッタリの人が採用できて喜ばしいこと。

などなど、きちんと話してコミュニケーションを取ることが重要ですね。

人事部長のまとめ

要点のまとめ

・リファラル採用は「転職者」「紹介者」「採用企業」各々にメリットがある
・ただし、十分にコミュニケーションしないと「気持ちのすれ違い」が起きる

まこと部長
まこと部長
リファラル採用の内容をきちんと理解して、信頼に応え、転職のチャンスをぜひ活かしましょう!
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