転職活動は、事前に計画をたてて集中的に取り組むことが重要です。
在職中の転職活動なら少ない時間で効率的に活動できます。
また離職後の転職活動なら、ダラダラと長引くことを防げます。
余裕を持ったスケジュールで計画を作成しましょう。
この記事でわかること
転職活動の計画 ~4つの区分で考える
転職活動は企業の募集時期なども考慮しながら、全体では3ヶ月~6ヶ月の期間を見ておきましょう。
計画は次の4つの区分で組み立てます。
1)転職活動のスタート期 開始から約4週間
この時期は転職の目的を考えたり、経験・スキルの棚卸しをしたり、履歴書・職務経歴書を作成し始めて自分を振り返ります。
また転職エージェントや転職サイトに登録をして、徐々に転職活動を具体化する時期です。
転職エージェントは少なくとも3つ程度は登録し、必ず担当者と面談して信頼できる担当者を見つけます。
また、キャリアカウンセリングの中で自分の市場価値も把握しましょう。
転職の目的・自分の気持ちを明確にする
転職したい業界・職種を明確にする
転職活動で大切にしたいこと・絶対に譲れないものを明確にする
職務経歴の棚卸しで「自分の強み」を知る
転職エージェントに登録し、面談を受ける
転職エージェントに履歴書の添削、面接対策など依頼する
転職サイトに登録する
現職の場合)会社の就業規則で退職に関するルールを調べる
自己啓発セミナー(筆記試験対策など)を調べる 他
2)情報収集・応募の期間 3週目から約4週間
応募する業界・企業の研究をしながら応募する企業を絞り込みます。
また転職エージェント担当者の意見も参考にして、企業への応募も開始します。
転職エージェント、転職サイトの求人情報を確認する
希望する業界・企業・職種の事前研究を行なう
応募する企業を決定する
応募企業別に履歴書・職務経歴書の内容を見直して応募する
面接対策をする 他
3)採用試験の受験から内定獲得までの時期 4週目から約6週間
今までの準備を元に企業の受験に最善を尽くします。
企業からの採否結果によっては全体スケジュールの調整が必要になります。
採用試験の結果に応じ、応募企業を見直す
採用試験の結果に応じ、転職活動の計画を見直す
採用内定を受ける 他
4)退社・入社準備の期間 内定から、2~3ヶ月
現職の場合、上司に退職の意志表示をし、業務の引き継ぎを責任を持って行います。
あわせて新しい会社への入社手続きを行う期間です。
転職先企業に必要書類を提出する
上司に退職の意思表示をする
業務の引き継ぎ資料を作成する
後任者に業務の引き継ぎを行なう
退職に伴う挨拶を行なう
会社への返却物、会社から受領する書類などを確認する 他
人事部長のまとめ
・転職活動は、事前に計画をたてて集中的に取り組むことが重要
・計画は4つの区分で組み立てる
・計画には余裕を持っておく
・転職エージェントを活用して効率化する
もう少し慎重に行いたい方は、次の時間を長めに取ると良いでしょう。
・現職の社内でスキルを磨く
・情報収集・応募の期間
・採用試験から内定獲得までの時期
企業の求人スケジュールも把握すると参考になります。