添え状はいつ頃からか、企業への応募書類(履歴書・職務経歴書)につけるようになり、今ではついているのが当たり前になっています。
40代の転職希望者は、書類選考を勝ち抜くためにも添え状を活用しましょう。
あなたの「売り」を強調して「弱み」カバーするために使いましょう。
ただし、注意してほしいことがあります!
添え状とは何か?手書きにするべきか?
添え状は、本来ビジネス文書として、書類送付の目的や同封物などを伝えるものです。
以前は、応募書類に添え状を同封する人はごく一部でした。
添え状は元々ビジネス文書であったため、A4サイズに横書きでワープロで作成して構いません。
あなたの「売り」を強調して「弱み」をカバーする
添え状を、ただ添付するだけではもったいない。この書類を最大限に活用しましょう。
「添え状」は採用担当者が最初に読む書類であり、全員分に目を通す書類です。
単なる「送付状」とせず、手紙形式ならではのメリットをいかして、次の2つの項目を盛り込んでおくと効果的です。
自分の「売り」をピーアールする
添え状の本文中に、自分の「売り」を盛り込んで、応募書類を読む気にさせるのです。
応募企業で発揮できるスキルや経験を簡潔にアピールしてください。
応募書類の「ココ」と「ココ」はよく読んでね!と書類の要点をアピールします。
採用担当者は、たくさんの応募書類を読んでいるため、事前にポイント(要点)を指摘されると「しっかり読もう!」という気持ちになります。
自分の「弱み」をリカバリーする
応募にあたって、マイナス要素があればリカバリー策も盛り込みましょう。
・ブランク期間が長い、
・前職を短期間で退職している、
・募集条件に満たない部分がある、
など 応募にあたって不利な条件がある場合に、それをどのようにカバーできるのか、リカバリー策を提示するのです。(言い訳にならないよう注意)
採用担当者に、マイナス要素とリカバリー策に対する事前の予備知識を与えるのです。
添え状を活用する際の注意点
添え状の活用方法については注意点がありますので気をつけてください。
添え状は「あなたの15秒CM」と考える!
添え状を活用すると言っても、やりすぎは禁物です。
添え状で「売り」を強調して「弱み」カバーする際は、それぞれ3行までとしましょう。
長い文章にならないようにして、要点のみ書きます。
添え状は、あなたの15秒CMと考えて活用しましょう。
「売り」「弱み」ともにポイントのみを記入すべきです。
添え状の文面が長い場合、心理的に「マイナス印象」となりかねません。
添え状は正式な応募書類ではない
先述の通り、添え状はもともと送付状ですから、正式な応募書類ではありません。
つまり、採用担当者は全員分の添え状に目を通しますが、面接官に配布される書類ではないのです。
添え状に自己ピーアールやリカバリー策を細かく記入しすぎると、採用担当者からは
・なぜ履歴書や職務経歴書に記入しないのか? または
・なぜ履歴書や職務経歴書と同じことを書いているのか?
と疑問を持たれ、逆効果になってしまうので注意してください。
加えて、面接官は添え状を読んでいないのですから、あなたの熱意は伝わりません。
正式に伝えたい内容は履歴書や職務経歴書に記入するようにしましょう。
また自己ピーアール書を添付するのも有効です。
人事部長のまとめ
・応募書類には「添え状」を必ずつけること!
・あなたの「売り」を強調して「弱み」カバーする
・添え状は「あなたの15秒CM」と考え、やりすぎに注意!
・添え状は正式な応募書類ではないことに注意!
・正式に伝えたい内容は履歴書や職務経歴書に記入する
15秒CMで、いかにあなたの熱意を伝え、マイナス要素をリカバリーするのか?考えましょう。
ただし、応募書類の本編はあくまで「履歴書・職務経歴書」であることを忘れずに!