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40代で転職に成功した人たちの転職理由と年収のアップダウン

成功者の転職理由
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まこと部長
まこと部長
40代の転職成功者たちの転職理由を、厚生労働省の調査結果からご説明します。

また転職後の年収アップ・ダウンもご説明します。

優秀な人が会社を辞める理由は?

ビジネスパーソンにとって40代は、業務権限や年収の面で格差が広がる年代です。
40歳頃から管理職に昇進・昇格する人が出始めるからです。

「昇進」「昇格」という言葉に「昇る」という字が使われるとおり、一般的には「役職に就く人」が勝ち組のように思われています。

しかし、一方で技術者など専門職の人の中には、
・実務から離れたくない
・管理職になるのがイヤ
という理由で転職を決意する人も多い
のです。

優秀な人だから転職活動をすれば、短期間で転職することが可能です。

まこと部長
まこと部長
実務に優れている人を「管理職にするべき」なのか「スペシャリストとして実務を続けてもらうべき」なのか、会社としてもよく考えなければいけませんね。

転職した40代の退職理由(男女別)

厚生労働省の雇用動向調査(※)から「40代の転職成功者が会社を辞めた理由」を集計してみました。
※ 雇用動向調査2018年の結果から40代の部分を抽出しました
※ 会社を変わった点において、まずは転職成功者としました

「人生100年時代」「働き方改革」「終身雇用の崩壊」などの流れを背景に、男女ともに、子育て・子供の教育、夫婦の関係、両親のこと(介護含む)、住宅ローンなど40代ならではの心配や悩みを持ちながら、退職を決意していると考えられます。

※ ランキングは表中の「その他の理由」部分は除いて集計しました

雇用動向調査2018年の概要

40代 転職成功者の退職理由

40代男性の退職理由ランキング

1位 会社の将来が不安だった
2位 給料等 収入が少なかった
3位 労働時間・休日など労働条件が悪かった
4位 職場の人間関係が好ましくなかった
5位 会社都合

まこと部長
まこと部長
この順位から40代の男性像を想像してみます。

退職理由を裏返して考えると、男性はやはり
・将来まで安心して働きたい
・給料が多いほうが良い
・良い労働条件で働きたい

という、いわゆる「大黒柱」としての責任感がベースにある気がしてなりません。

ただし5位に「会社都合」が入っているのが ”大黒柱 ”には悲しいところです。

しかも40歳~44歳の転職者の内、1割近い人が「会社都合」となっています。(集計表参照)
本当につらい心中をお察しするしかありません。(涙)

この場合の「会社都合」は、事業縮小に伴うリストラや早期退職等を指しています。

早期退職制度、対応はどうする?

40代女性の退職理由ランキング

1位 定年・契約期間の満了
2位 労働時間・休日など労働条件が悪かった
3位 職場の人間関係が好ましくなかった
4位 給料等 収入が少なかった
5位 仕事の内容に興味が持てなかった

まこと部長
まこと部長
女性の1位は「定年・契約期間の終了」ですが、40代のデータなので全て「契約期間の満了」と考えるべきです。

女性は有期雇用契約、つまり正社員ではなく契約社員またはパート、アルバイト、派遣社員などの立場で働いているケースが多いと考えられます。

2位が「労働時間・休日など労働条件が悪かった」となっているのは、実態として家事や子育てに時間を取られる、女性ならではの順位と考えられます。

40代で転職した人の年収アップ・ダウン

40代で転職すると年収はアップ出来るのか?はたまた年収ダウンしてしまうのか?
とても気になるところです。

雇用動向調査2018年の内容から、転職者の賃金の変動に関する集計の40代部分を抜粋しました。(男女合計)

40代 転職で年俸アップダウン

40代は転職者の40%が年収アップ!

40代全体(40歳~49歳)で平均してみると、40代転職者の40%の人が年収アップしています。

また、40代の転職で年収ダウンした人は26.9%で、30代後半の29.6%よりも少ないことがわかります。

賃金変動のまとめだけを見れば、40代の転職は30代後半の転職とほぼ変わらないとも言えます。

ただし、40代後半(45歳~49歳)になると、40代前半に比べるとややパフォーマンスが落ちてくるようです。(次項ご参照)

40代前半は転職者の41.4%が年収アップ!

40代前半の転職者は41.4%の人が年収アップしています。

内訳は25.9%、4人に1人が年収1割以上アップしており、1割未満アップした人も15.5%となっています。

逆に、転職で年収ダウンした人は、30代後半29.6%、40代前半24.2%、40代後半29.5%となっており、転職で年収ダウンする人の比率は、40代前半が最も少なく、40代後半でも30代後半と変わりません。

特に「年収アップした人の割合」から「年収ダウンした人の割合」を引いた指数では、17.2%となっており、近接する世代の2倍近い数値となっています。

この数値は、50代前半では▲10.8%となっているため、40代前半は転職に最も適した年代と言えます。

40代後半は転職者の38.9%が年収アップ

40代後半の転職者は38.9%の人が年収アップしており、40代前半の41.4%とほぼ変わりません。

40代後半で転職で年収ダウンした人は29.5%(約3割)で、40代前半に比べると5%増加しています。

このため「年収アップした人の割合」から「年収ダウンした人の割合」を引いた指数では、9.4%となっており、40代前半と比べるとほぼ半減した形となっています。

しかし、まだ年収アップした人が、まだ1割も多いという見方もできます。

人事部長のまとめ

要点のまとめ

1)40代で転職に成功した人たちの転職理由
<男性は「大黒柱」としての悩み?>
  1位 会社の将来が不安だった
  2位 給料等 収入が少なかった
  3位 労働時間・休日など労働条件が悪かった
<女性は雇用・労働条件の両方が悩み?>
  1位 定年・契約期間の満了
  2位 労働時間・休日など労働条件が悪かった
  3位 職場の人間関係が好ましくなかった

2)40代前半は、転職による年収アップの可能性が最も高い年代
 ・近接する世代より年収アップの比率が多く、年収ダウンが少ない!

まこと部長
まこと部長
数字の集計の上で、40代は高く売れる年代と書いた記事を裏付ける形となりました。

このページをご覧の皆さんも、「40代 転職の極意」を身につけて転職に成功しましょう!

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