42歳でブラック企業に転職、体調不良を克服して再度、転職した転職失敗体験談です。
42歳で異業種、同職務の転職
ブラック企業で体調を崩す
現在はホワイト企業に転職し、年収もアップ!
転職したらブラック企業だった!
長時間労働&休みなしで働いて体調不良に
金融機関やIT系企業で経営企画や経理を担当していました。
40代になり、経験やスキルを活かしながら、ポストにもつける転職を考え始めました。
転職サイトに登録して自分で見つけた求人企業にいくつか応募して、アパレル系企業に内定しました。
会社の事業内容、規模、仕事内容まで自分の希望にピッタリだったので、入社して経理課長職に就任することになりました。
年収は下がったのですが、経験やスキルを活かして頑張れば取り返せるつもりでした。
しかし入社初日の朝から、違和感を感じました。
入社初日から感じた違和感
朝礼に感じた違和感
まず、朝礼が異様な、初めて見る光景でした。
社訓や行動規範、営業目標などを、全員で大声で唱え始めたのです。
大声を出すように指示があり、少しでも声が小さいと「大きい声を出せ!」と、幹部が怒鳴っていました。
ブラック企業はイベントが多い?
また、営業目標必達に向けた決起退会、親睦のためのスポーツ大会など、やたらと社内イベントが多く、社員も含めて出し物の準備や練習、打合わせに時間がかかるのです。
本業の経理業務に取り掛かれるのは、夜になってからということもよく有りました。
勤務の基本は定時退社、だが実際は深夜残業
勤務時間について「基本は定時退社で、残業は一週間に数時間」と聞いていましたが、経理部門は人手がまったく足りないため、定時ではまず終わらないのです。
部下によると経理部門は退職が続いたため、慢性的に人手不足ということでした。
ひどい労働環境や同調圧力の強さに耐えられず入社一日で辞める人もいたそうです。
連日のように勤務時間は朝9時から深夜1時過ぎまでとなり、週末もほとんど休むことができず、連続勤務が20日間など当たり前でした。
しかも残業手当はゼロです。入社後、一週間もすると上司から定時でタイムカードを押すよう圧力をかけられたからです。
深夜残業は当たり前で残業手当も出ない日が続きました。
連続勤務で体調不良になって退職!
入社後3カ月で、体調不良になりました。吐血や円形脱毛症、体重は12kg減りました。
最もつらかったのは早朝深夜にしか家にいないので、家族に会えなかったこと。
スマホで見る、妻や子供達の写真に涙が出ました。
心身ともにすり減らして5ヶ月で退職。
再び転職活動をするには、しばらく休みをとって療養することが必要でした。
転職エージェントに登録!
転職にあたって、前回の反省を踏まえて転職エージェントに登録しました。
求人企業のことをよく知っている転職エージェントに紹介してもらえば、ブラック企業も避けられるし、何より私の希望にピッタリの会社を紹介してもらえると思ったからです。
と言っても、転職エージェントの担当者さんには「企業の内情も教えてほしい」と何度も頼んで、企業を厳選しました。
ブラック企業はもう二度とイヤだからです。
ホワイト企業に転職できた!
転職エージェントに紹介してもらった企業の中から、自分で厳選して応募しました。
面接では、自分でも勤務の状況や休日取得について質問をするようになりました。
これだ!と思う企業から内定をもらえたので入社しました。
今回の会社はブラック企業ではなく、定時退社の日々を送っています。(笑)
しかし、以前のブラック企業時代よりも年収は高くなりました。
30代の後半の頃、経理マンとして力をつけたいと思い、必死で勉強した時期があったのですが、そのときの努力の成果が今回の転職活動で評価されたのだと思います。
経理という専門性を評価して頂いてたいへんうれしいです。
転職希望者にアドバイス
転職活動をするなら、転職エージェントに求人企業を紹介してもらうのが一番安心です。
求人企業と転職エージェントとは取引関係にあり、転職エージェントの担当者は求人内容や会社の状況をよく知っていることが多いからです。
ブラック企業の定義は難しいし、人によって感じ方も違うのですが、一概には言えませんが、少なくとも「違法な労働条件で働かせる会社」は避けられると思います。