正社員でなくてもよいという方にも「あなたの市場価値」を考える意味で参考になると思います。
40代の人が転職で正社員を目指すときに、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
転職にあたって、4つの選択肢からあなたはどの道を選びますか？
経験した仕事にこそ価値がある ～転職4つの選択肢
40代の転職で正社員を目指す場合、あなたの価値をアピールすることが重要です。
あなたがこれから進もうとしている道を、次のように４つに区分してみましょう。
1）「経験した仕事」で「やりたい仕事」
2）「経験した仕事」で「やりたくない仕事」
3）「未経験の仕事」で「やりたい仕事」
4）「未経験の仕事」で「やりたくない仕事」
この４つの選択肢を図にしたのがこのページの冒頭にある図です。
あなたの市場価値をアピールできるのはどのタイプか？
この４つのタイプを、採用する人事から見るとどのように評価できるか？をお話しますので参考にしてください。
<1>「経験した仕事」で「やりたい仕事」に応募
即戦力として中途採用するなら、このパターンが分かりやすいですね。
活躍してくれそうなので、面接でも話しやすく将来の貢献度も判断しやすいです。
ただし「経験したからやりたいです」だけではなく、どうしてその仕事がしたいのか具体的に話してほしいですね。
<2>「経験した仕事」で「やりたくない仕事」に応募
「10年以上この仕事をしているが本当は好きじゃない」という人がいます。
結論から言うと、その人が「やりたくない仕事」でも減点はしません。
過去にその仕事で実績を出しているならOKです。
採用面接でストレートに言う人は少ないでしょうけれど・・・（笑）
<3>「未経験の仕事」で「やりたい仕事」に応募
「経験はないけど、ぜひやりたい！」というアピールは、20代の転職ではOKですが、40代の転職の場合には覚悟が必要です。
アピールできるのは「熱意」しかありません。
企業が経験者を採用したい場合には、書類選考の段階で選ばれないでしょう。
人手不足の業種や退職率の高い会社などでしたら入社できて、正社員の道もあると思います。
それでもやりたい、と思える熱意があるか？という問題です。
・営業職の人が、転職によって違う分野の商品を売る
・設計職の人が、転職によって違う分野の製品を設計する
などは充分に実現の可能性があると思います。
<4>「未経験の仕事」で「やりたくない仕事」に応募
このパターンは、当サイトの趣旨とは少々異なります。
が、介護や子育てなどご家庭の事情や、働ける時間、通勤時間などに制限がある中でお仕事をさがす方は多いと思います。
住んでいる場所にもよりますが、
40代の人が4）のパターンを選ぶ場合は「正社員」に拘らない方が選択肢が多くなると思います。
モチベーションを維持する努力と覚悟が必要になるかもしれません。
人事部長のまとめ
「40代の転職で正社員を目指す」大前提として、出来れば１）または2）の道へ進むのが望ましいと考えます。
40代の転職で正社員を目指す大前提として、出来れば
１）「経験した仕事」で「やりたい仕事」に応募 または
２）「経験した仕事」で「やりたくない仕事」に応募
が望ましい。
2）のパターンは少し不思議かもしれませんね。
40代の転職では、今までの経験と実績が有れば「好きかどうか」は関係がありません。
優秀な経理マンが「実は経理の仕事は好きじゃない」というケースもあるのです。
3）と4）は「いけない」というのではありませんが覚悟が必要なのは先述のとおりです。
